罪過つみ)” の例文
彼はあによめに一言のわびも言えず、今また兄にも詫ることの出来ないような自分の罪過つみの深さを考えて、嘆息した。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
からだがなくなって、こちらの世界せかい引移ひきうつってても、現世げんせ執着しゅうじゃく容易よういれるものでないことは、すでに申上もうしあげましたが、ついでにモーすこしここで自分じぶん罪過つみ申上もうしあげてくことにいたしましょう。