“繰戻”の読み方と例文
読み方割合
くりもど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
婿君(むこぎみ)のふみながら、衣絵(きぬゑ)さんの心(こゝろ)を伝(つた)へた巻紙(まきがみ)を、繰戻(くりもど)すさへ、さら/\と、緑(みどり)なす黒髪(くろかみ)の枕(まくら)に乱(みだ)るゝ音(おと)を感(かん)じて、取(と)る手(て)の冷(つめた)いまで血(ち)を寒(さむ)くしながらも、園(その)は、謹(つゝしん)で其(そ)の意(い)を体(たい)したのである。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)