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綱曳
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つなひ
ふりがな文庫
“
綱曳
(
つなひ
)” の例文
盆の終りに際して、少年が小屋をかけ、または屋外で
煮炊
(
にた
)
き食事をする風があるか。また
綱曳
(
つなひ
)
きその他のこの頃に限る習わしがあるか。
年中行事覚書
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
かつて或る暴風雨の日に
俄
(
にわか
)
に
鰻
(
うなぎ
)
が
喰
(
く
)
いたくなって、その頃名代の
金杉
(
かなすぎ
)
の
松金
(
まつきん
)
へ風雨を犯して
綱曳
(
つなひ
)
き
跡押
(
あとおし
)
付
(
つ
)
きの
俥
(
くるま
)
で
駈付
(
かけつ
)
けた。
二葉亭余談
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
老人や子供までが
綱曳
(
つなひ
)
き唄の声をいちだんと張り上げまする
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
行き違いさまに、
綱曳
(
つなひ
)
きは
血声
(
ちごえ
)
を振り立て
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
これとは反対に相隣する部落には幸福の取合いをする一種の競技もあった。
綱曳
(
つなひ
)
きということは九州にはよくあるが、この辺には少なくともその遺跡はない。
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
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相撲
(
すもう
)
とか競馬とか
鶏合
(
とりあわ
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せとかのごとく今まで成人の念者がたくさんに
押掛
(
おしか
)
けるもの以外に、
盆
(
ぼん
)
や正月の
綱曳
(
つなひ
)
きのように、ちょうど成人から子どもへの過渡期にあるものもあれば
こども風土記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
綱
常用漢字
中学
部首:⽷
14画
曳
漢検準1級
部首:⽈
6画
“綱”で始まる語句
綱
綱吉
綱条
綱渡
綱手
綱條卿
綱村
綱倉
綱常
綱高