続日本紀しょくにほんぎ)” の例文
大仏開眼の供養の折は、すでに出家され、皇位も譲っておられたのだが、この間の詳しい事情は続日本紀しょくにほんぎには記載されてない。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
続日本紀しょくにほんぎるに行幸は十月十日(陽暦十一月八日)から十一月二十五日(陽暦十二月二十二日)にかけてであるから、大方の萩の花は散ってしまっている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
続日本紀しょくにほんぎをお読みになったことはありませんか、あの中の延暦えんりゃく十七年の条に、太政官だいじょうかんの法令として——
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この夢を見た夜は寝しなに続日本紀しょくにほんぎを読んだ。そうして橘奈良麻呂たちばなのならまろらの事件にひどく神経を刺激された、そのせいもいくらかあったかもしれない。臆病者おくびょうものはよくこんな夢を見る。
Liber Studiorum (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
豊後・肥前・日向等の『風土記ふどき』に、土蜘蛛つちぐも退治の記事の多いことは、常陸・陸奥等に譲りませず、更に『続日本紀しょくにほんぎ』の文武天皇二年の条には太宰府だざいふちょくして豊後の大野、肥後の鞠智きくち
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
『日本書紀』や『万葉集』においては大体書き分けてはあるが、しかし幾分か厳重でない所がある。ところが『続日本紀しょくにほんぎ』以下はそれが書き分けてない。かように言っておられるのであります。
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
これは『続日本紀しょくにほんぎ』の第二十一巻に出ておる詔勅ですが、要するに、勅語の御趣旨は、上は、天皇から、下は国民一般に至るまで、大にしては、天下国家のため、小にしては、一身一家のために
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
塩尻 塩原繁昌記 史記 詩経 事言要玄集 地獄実有説じつうせつ 自娯集 事纂 子史精華事類統編 資治通鑑 地震考 七十五法名目みょうもく 視聴雑録 十訓抄じっきんしょう 実験須弥界説じっけんしゅみかいせつ 支那教学史略 島田幸安幽界物語 沙石集 拾芥抄しゅうがいしょう 周書 十八史略 宗門略列祖伝 周遊奇談 宿曜経 朱子語類 修善寺温泉名所記 出定後語じゅつじょうこうご 出定笑語 主夜神修法しゅやじんしゅほう 周礼しゅらい 荀子 春秋左伝 遵生八牋じゅんせいはっせん 春波楼筆記しゅんぱろうひっき 商家秘録 消閑雑記 蕉窓漫筆 掌中和漢年代記集成 成唯識論 初学便蒙集 諸活幹枝大礎学 書経 続日本紀しょくにほんぎ 続日本後紀 書言故事大全 諸国怪談空穂猿うつほざる 諸国奇談西遊記 諸国奇談東遊記 諸国奇談漫遊記 諸国奇遊談 諸国古寺談 諸国新百物語 諸国里人談 諸子彙函 庶物類纂 神易選 人家必用〔小成〕 人国記 新古事談 神社啓蒙 神社考 神籤しんせん五十占 神相全編〔正義〕 新続古事談 神代口訣くけつ 新著聞集 神童憑談ひょうだん 神皇正統記じんのうしょうとうき 神変仙術錦嚢きんのう〔秘巻〕 神幽弁論
妖怪学講義:02 緒言 (新字新仮名) / 井上円了(著)
沙弥満誓さみのまんぜい綿わたを詠じた歌である。満誓は笠朝臣麻呂かさのあそみまろで、出家して満誓となった。養老七年満誓に筑紫の観世音寺を造営せしめた記事が、続日本紀しょくにほんぎに見えている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
我々は主として続日本紀しょくにほんぎにしるされた詔勅や御挙措や伝説をとおして、み心を偲ぶ以外にない。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
続日本紀しょくにほんぎに「神護景雲三年三月乙未、始毎年、運太宰府綿二十万モチ、以輸京庫
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
日本書紀、続日本紀しょくにほんぎ等を夢中で読みはじめたのもこの頃からで、それが後に「聖徳太子」「親鸞しんらん」などの著作となってあらわれた。この本の発展したものと云ってもいいだろう。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)