きふ)” の例文
しかし、月きふの上る見込みこみもなかつたし、ボオナスもるばかりの上に、質屋しちやちかしい友だちからの融通ゆうづうもさうさうきりなしとはかなかつた。
(旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
で、新婚生活しんこんせいくわつは七十円らずの月きふはじめられたが、もなく女の子が生れた上に、世間的せけんてきな物價騰貴ぶつかとうきで、そのくらしはだん/\くるしくなるばかりだつた。
(旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)