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紫羅欄花
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あらせいとう
ふりがな文庫
“
紫羅欄花
(
あらせいとう
)” の例文
さすがに
飾電灯
(
シャンデリア
)
ばかりは煌々として
雪白
(
せっぱく
)
の
食卓布
(
テーブルクロス
)
の上一杯に、
紫羅欄花
(
あらせいとう
)
やチューリップ、ダアリアなぞの飾られた広い
森閑
(
がらん
)
とした食堂で
陰獣トリステサ
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
瑠璃草
(
るりさう
)
、
紫羅欄花
(
あらせいとう
)
、
罌粟
(
けし
)
の花、どんなに
嫖緻
(
きりやう
)
の
好
(
い
)
い
子
(
こ
)
よりも、おまへたちの
方
(
はう
)
が、わたしは
好
(
すき
)
だ。
滅
(
ほろ
)
んだ花よ、むかしの花よ。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
一方には
黄楊
(
つげ
)
や、林檎や、梨や、
櫻桃
(
さくらんぼ
)
等の樹が立ち並び、他方の花壇には古めかしい樣々の花、
紫羅欄花
(
あらせいとう
)
や、
亞米利加撫子
(
アメリカなでしこ
)
、
櫻草
(
さくらさう
)
、三
色菫
(
しよくすみれ
)
などが
青萵
(
かはらにんじん
)
や
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
岩石のはざまよりは、青き
迷迭香
(
まんねんらふ
)
(ロスマリヌス)、赤き
紫羅欄花
(
あらせいとう
)
など
生
(
お
)
ひ
上
(
のぼ
)
りたるが、その
巓
(
いたゞき
)
にはチウダレイクスが廢城の殘壁ありて、猶
巍々
(
ぎゞ
)
として雲を
凌
(
しの
)
げり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
青い
迷送香
(
まんにょうこう
)
、赤い
紫羅欄花
(
あらせいとう
)
、アネモネ、
薔薇
(
ばら
)
、そして枝も
撓
(
たわ
)
わなミモザ。それはお雪の手にもモルガンの
小脇
(
こわき
)
にも抱えこぼれ、お供の少年の、背中の籠にも盛りこぼれるほどだった。
モルガンお雪
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
▼ もっと見る
紫羅欄花
(
あらせいとう
)
、帽子の帶の
縁
(
へり
)
にさした
人柄
(
ひとがら
)
な
前立
(
まへだて
)
。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
紫
常用漢字
中学
部首:⽷
12画
羅
常用漢字
中学
部首:⽹
19画
欄
常用漢字
中学
部首:⽊
20画
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
“紫羅欄”で始まる語句
紫羅欄