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紙屑屋
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かみくずや
ふりがな文庫
“
紙屑屋
(
かみくずや
)” の例文
見ても分るじゃありませんか。
骨董
(
こっとう
)
らしいものは一つも並んでいやしない。もとが
紙屑屋
(
かみくずや
)
から出世してあれだけになったんですからね
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
しかのみならず今日に
至
(
いたり
)
ては、その御広間もすでに
湯屋
(
ゆや
)
の
薪
(
たきぎ
)
となり、御記録も
疾
(
と
)
く
紙屑屋
(
かみくずや
)
の手に渡りたるその後において、なお何物に
恋々
(
れんれん
)
すべきや。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
加山
耀蔵
(
ようぞう
)
は
鉄砲笊
(
てっぽうざる
)
をかついで
紙屑屋
(
かみくずや
)
に化け、波越八弥はどこから見つけて来たかと思うほどひどいボロを着こんで、頭から
酒菰
(
さかごも
)
をかぶり、うまうまと
非人
(
ひにん
)
に変装した。
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
然も
紙屑屋
(
かみくずや
)
とさもしき議論致されては意気な声も
聞
(
きき
)
たくなく、
印付
(
しるしつき
)
の
花合
(
はなあわ
)
せ
負
(
まけ
)
ても平気なるには
寛容
(
おおよう
)
なる
御心
(
おこころ
)
却
(
かえ
)
って迷惑、どうして
此様
(
このよう
)
な
雌
(
めす
)
を
配偶
(
つれあい
)
にしたかと後悔するが天下半分の
大切
(
おおぎり
)
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
その一軒おいてとなりに
紙屑屋
(
かみくずや
)
のおもんちゃんの
家
(
うち
)
があった。
旧聞日本橋:14 西洋の唐茄子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
“紙屑屋”の解説
紙屑屋(かみくずや)は古典落語の演目の一つ。上方落語では『天下一浮かれの屑より』という演目で、音曲がふんだんに入った複雑な噺となっている。
2代目桂小文治や5代目桂文枝が得意としていた。
(出典:Wikipedia)
紙
常用漢字
小2
部首:⽷
10画
屑
漢検準1級
部首:⼫
10画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“紙屑”で始まる語句
紙屑
紙屑籠
紙屑買
紙屑問屋
紙屑拾
紙屑入
紙屑渡世
紙屑買仲間
紙屑拾不可入