あや)” の例文
をひらきてすかし見れば、其のさまことなる人の、高くせおとろへたるが、顔のかたち、着たる衣のいろあやも見えで、こなたにむかひて立てるを、西行もとより三七道心だうしん法師ほふしなれば
晝のおもひの織り出でしあやのひときれ
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
うぐひすや障子にうつる水のあや
自選 荷風百句 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)