こたふ)” の例文
聞江戸迄は此所より十六里餘なりこたふるに又夫婦の者最早もはや何時なるやと云ければやがてもう七ツさがりならんと申を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
呼出されて尋ねられし所玄柳申立るはお常の頼みに候へ共毒藥は容易よういならざるに付調合てうがふせず斯々かく/\致し風邪藥かぜぐすりにて間を合せ候とこたふるにぞ大岡殿次に下女お菊をよばれ其方主人のねや刄物はもの
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ふ事不屆なり此儀は其方は何んぞ證據ありやととはるればお梅はつゝしんでこたふる樣其儀は牛込改代町十郎兵衞たな六兵衞方の同居七助と申者證據人に御座候と申立るにより然からば其七助を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)