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手答
ふりがな文庫
“手答”の読み方と例文
読み方
割合
てごたえ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
てごたえ
(逆引き)
肉の足らぬ
細面
(
ほそおもて
)
に予期の
情
(
じょう
)
を
漲
(
みなぎ
)
らして、重きに過ぐる唇の、
奇
(
き
)
か
偶
(
ぐう
)
かを疑がいつつも、
手答
(
てごたえ
)
のあれかしと念ずる様子である。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
とそのまま乱暴に引上げようとすると、少しく水を放れたのが、柔かに伸びそうな
手答
(
てごたえ
)
があった。
葛飾砂子
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
其翌晩、妻が雨戸をしめに行くと、今度は北の戸袋に居た。妻がまたけたゝましく呼んだ。往って繰り残しの雨戸で
窃
(
そっ
)
と当って見ると、確に
軟
(
やわ
)
らかなものゝ
手答
(
てごたえ
)
がする。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
手答(てごたえ)の例文をもっと
(3作品)
見る
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
答
常用漢字
小2
部首:⽵
12画
“手”で始まる語句
手
手拭
手前
手巾
手繰
手許
手向
手綱
手際
手燭
“手答”のふりがなが多い著者
徳冨健次郎
徳冨蘆花
夏目漱石
泉鏡花