“てごたえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手応81.0%
手答14.3%
手膺4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吃驚びっくりして、否応なしに面喰つて、押してみたら手応てごたえなくグラリと動く。逃げようかと思つたが思ひ返して揺さぶりながら
群集の人 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
とそのまま乱暴に引上げようとすると、少しく水を放れたのが、柔かに伸びそうな手答てごたえがあった。
葛飾砂子 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
もとからすえく時には鱗の順ですからごくなめらかでサラ/\と抜けるけれど梢より根へ扱く時は鱗が逆ですから何と無く指にこたえる様な具合が有てうかするとブル/\ときしる様な音がします(荻)成る程そうだ順に扱けば手膺てごたえは少しも無いが逆に扱けば微かに手膺えが有る(大)サア是で追々に分ります私しは此三筋の髪の毛を
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)