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わたくし
ふりがな文庫
“
筆者
(
わたくし
)” の例文
その内容については、司令官と中佐と、外に数名の当事者以外には、誰も知らないことで、
筆者
(
わたくし
)
も、それ以上、書くことを許されないのである。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
この彼の好みを良く知っている
筆者
(
わたくし
)
に照れたので、彼は思わず微笑したのだろうと思われる
ひとりすまう
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
筆者
(
わたくし
)
は、恩人ジーキル博士から永い間絶大な恩恵を受けながら、それに対して誠に申し訳ない報いをしてきたが、博士はもう私の身の安全については少しも心配される必要がない
ジーキル博士とハイド氏の怪事件
(新字新仮名)
/
ロバート・ルイス・スティーブンソン
(著)
なんかと云って
筆者
(
わたくし
)
は、話の最初に於て、
安薬
(
やすぐすり
)
の
効能
(
こうのう
)
のような
台辞
(
せりふ
)
をあまりクドクドと述べたてている
厚顔
(
こうがん
)
さに、自分自身でも
夙
(
と
)
くに気付いているのではあるが
赤外線男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
筆者
(
わたくし
)
は、彼の残した最後の謎に就て、次の様に考えた。それは——恐らく轡川と明日子の最初の交りは、明日子が暴力で辱しめられたのでも無ければ、轡川が明日子に誘惑されたのでも無いだろう。
ひとりすまう
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
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事件が一
段落
(
だんらく
)
ついた後の或る日、
筆者
(
わたくし
)
は
南伊豆
(
みなみいず
)
の温泉場で、はからずも帆村探偵に
巡
(
めぐ
)
りあった。彼は
丁度
(
ちょうど
)
事件で疲れた頭脳を
鳥渡
(
ちょっと
)
やすめに来ていたところだった。
赤外線男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そう
筆者
(
わたくし
)
が彼に言うと、彼はすかさず、次の様に答えた。
ひとりすまう
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
いずれ順序を追って述べてゆくうちにその怪計画の全貌が分る日が来るだろうが、そのときにはきっと
筆者
(
わたくし
)
の今いった言葉の
偽
(
いつわ
)
りではなかったことを知っていただけるであろう。
流線間諜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
筆者
(
わたくし
)
は簡単に
喋
(
しゃべ
)
ると断って置きながら、「岩」一味の説明に大変手間どってしまった。
キド効果
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そういって帆村は、何か恐ろしいことでも思い出したらしく、大きい溜息をつくと、ビールを口にもっていって、
琥珀色
(
こはくいろ
)
の液体をグーッと
呑
(
の
)
み
乾
(
ほ
)
した。
筆者
(
わたくし
)
は
壜
(
びん
)
をとりあげると、静かに
酌
(
つ
)
いでやった。
赤外線男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
それについて
筆者
(
わたくし
)
は、次に短い
紹介
(
しょうかい
)
をして置きたいと思う。
キド効果
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
筆
常用漢字
小3
部首:⽵
12画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“筆”で始まる語句
筆
筆蹟
筆跡
筆硯
筆太
筆法
筆頭
筆墨
筆誅
筆紙