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たちまわ
ふりがな文庫
“
立廻
(
たちまわ
)” の例文
青年甲 それが
一月
(
ひとつき
)
ほども立ってから、その犯人がここらへ
立廻
(
たちまわ
)
ったらしい形跡があるので、警察の方でも注意していると
影:(一幕)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
以前から私の
家
(
うち
)
の
掃溜
(
はきだめ
)
へも
能
(
よ
)
く
立廻
(
たちまわ
)
って来て、
馴染
(
なじみ
)
の犬共ではあるけれど、ポチを飼うようになってからは、尚お
頻繁
(
ひんぱん
)
に立廻って来る。ポチの
喫剰
(
たべあま
)
しを食いに来るので。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
お互に生存の安全を得やうといふんで、
惡狡
(
わるごす
)
く、すばしこく
立廻
(
たちまわ
)
ツて、そりや
惨忍
(
ざんにん
)
なもんだ。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
が、当の苗子はそんな思惑を知ってか知らないでか、至って呑気に、無頓着に、女学校の寄宿舎にいる女学生のように、縦横
無碍
(
むげ
)
に、そして不即不離に
立廻
(
たちまわ
)
っている様子でした。
奇談クラブ〔戦後版〕:14 第四次元の恋
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
話が
俄然
(
がぜん
)
、
立廻
(
たちまわ
)
り模様になつたからである。弁士は
北叟笑
(
ほくそえ
)
んで
ハビアン説法
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
廻
漢検準1級
部首:⼵
9画
“立”で始まる語句
立
立派
立退
立停
立場
立上
立出
立竦
立籠
立塞