“稍々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やや82.4%
やゝ16.5%
やう/\1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それで思わず霊媒と手を取り合うようなこともあったんだという話をしましたが、私が行った時には、稍々ややがさつな友人が出て来た。
繁の氣色の稍々やゝ動いたのを見たのであらう。お夏は慌しく三度口紅をつけた。そして三度振向いた、が、此度は恥し氣にではない。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
つかはされし處せがれ忠助は稍々やう/\今年こんねん十一歳なるゆゑ伯父をぢ長兵衞は名代みやうだいとして江戸へおもむかんと調度したくなし金兵衞方に幼少より召使めしつかひし直八と云者萬事ばんじ怜悧かしこくなるに付き之れを召連めしつれ鴻の巣を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)