程遠ほどとほ)” の例文
『や! 帝國軍人ていこくぐんじん! 日本海軍々人につぽんかいぐんぐんじん!。』とさけびつゝ、かうべめぐらすと、この端艇たんていること程遠ほどとほからぬ洋上やうじやうには、先刻せんこく白色巡洋艦はくしよくじゆんやうかん小山こやまごとなみ漂蕩へうたうしつゝ、その後檣縱帆架ガーフ船尾せんびとには
住居ぢうきよ位置いちは、第一に飮用水いんようすいむべき泉、川、或は湖より程遠ほどとほからぬ所にして、次に食物しよくもつ獲易えやすき塲所、次に日當りき地をゑらびしなるべし。三つの條件じやうけんを充たす地には大部落だいぶらくそんせしならん。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)