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禅機
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ぜんき
ふりがな文庫
“
禅機
(
ぜんき
)” の例文
旧字:
禪機
呑気
(
のんき
)
なる迷亭君と、
禅機
(
ぜんき
)
ある独仙君とは、どう云う了見か、今日に限って戸棚から古碁盤を引きずり出して、この暑苦しいいたずらを始めたのである。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
一、馬券は尚
禅機
(
ぜんき
)
の如し、容易に悟りがたし、ただ大損をせざるを以て、念とすべし。
我が馬券哲学
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
忍剣は身の
危険
(
きけん
)
を知るよしもなかった。おそらくかれは、
故快川和尚
(
こかいせんおしょう
)
の
最期
(
さいご
)
のことば——
心頭
(
しんとう
)
を
滅却
(
めっきゃく
)
すれば火もまた
涼
(
すず
)
し——の
禅機
(
ぜんき
)
をあじわって、二十一日の
刑
(
けい
)
をけっして長いとも思っておるまい。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
威
(
い
)
を
振
(
ふる
)
って
驀地
(
ばくち
)
に進めと
吼
(
ほ
)
えたのみである。このむさくろしき兵士らは仏光国師の
熱喝
(
ねっかつ
)
を
喫
(
きっ
)
した訳でもなかろうが驀地に進むと云う
禅機
(
ぜんき
)
において時宗と
古今
(
ここん
)
その
揆
(
き
)
を
一
(
いつ
)
にしている。
趣味の遺伝
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
禅
常用漢字
中学
部首:⽰
13画
機
常用漢字
小4
部首:⽊
16画
“禅”で始まる語句
禅
禅定
禅師
禅刹
禅寺
禅杖
禅尼
禅定寺
禅那
禅家