“神橋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんきょう60.0%
みはし20.0%
しんきやう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
縮布屋の手代は、そう聞くと、笠を持ち直して、まっしぐらに、神橋しんきょうの方へ、走ったが、姿を見つけると、橋のたもとから
無宿人国記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
巫女みこたちのうちには、すすり泣く者さえあって、一人が、五十鈴川の神橋みはしのたもとまで送って行こうというと、一も二もなく気が揃って、お通を囲みながら外へ出て来た。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
棧橋かけはしあたりはことに惨めである。数年前に、冬そこを通つてつくづく情なかつたことを思ひ起す。日光の大谷だいやの渓谷などでも、神橋しんきやうの上流の下河原しもかはらあたりはことにその感が深い。
あちこちの渓谷 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)