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祖父
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おぢいさん
ふりがな文庫
“
祖父
(
おぢいさん
)” の例文
二十代や三十代の、
未
(
ま
)
だ血の気の
生々
(
なま/\
)
した頃は、人に隠れて
何程
(
どれほど
)
泣いたか知れないよ、お前の
祖父
(
おぢいさん
)
が
昔気質
(
むかしかたぎ
)
ので、
仮令
(
たとひ
)
祝言
(
しうげん
)
の
盃
(
さかづき
)
はしなくとも、
一旦
(
いつたん
)
約束した上は
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
目下
(
いま
)
持上つてゐる縁談が、
種々
(
いろいろ
)
の事情があつて両親始め
祖父
(
おぢいさん
)
までが折角勧めるけれど、自分では
奈何
(
どう
)
しても
嫁
(
ゆ
)
く気になれない、此心をよく
諒察
(
くみと
)
つて、
好
(
うま
)
く其間に
斡旋
(
あつせん
)
してくれるのは
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「ヘエ、
何処
(
どこ
)
から
其様
(
そんな
)
に人が参りますか」と篠田の
訝
(
いぶ
)
かるを、伯母は事も無げに
首肯
(
うなづ
)
きつ「私の知つとる程の人が、皆な寄つて来るよ、——お前の
阿父
(
おとつさん
)
も来る、
阿母
(
おつかさん
)
も来る、
祖父
(
おぢいさん
)
も
祖母
(
おばあさん
)
も来なさる、 ...
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
祖
常用漢字
小5
部首:⽰
9画
父
常用漢字
小2
部首:⽗
4画
“祖父”で始まる語句
祖父様
祖父樣
祖父殿
祖父母
祖父祖母
祖父様方
祖父江出羽守
祖父上
祖父児
祖父君