祖母ばゝ)” の例文
頬の紅い、左の眼の上に黒子ほくろのあつた母のことを言へば、白い髮を切下げて居た祖母ばゝのことも御話しなければ成りません。
誰樣どなたも又のちほど遊ばせて下され、これは御世話と筆やの妻にも挨拶して、祖母ばゝが自からの迎ひに正太いやが言はれず、其まゝ連れて歸らるゝあとは俄かに淋しく
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
これは御世話おせわふでやのつまにも挨拶あいさつして、祖母ばゝみづからのむかひに正太しようたいやがはれず、そのまゝれてかへらるゝあとはにはかにさびしく、人數にんずのみかはらねどえねば大人おとなまでもさびしい
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)