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石突
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いしづ
ふりがな文庫
“
石突
(
いしづ
)” の例文
といってその
胸
(
むな
)
もとへ、
石火
(
せっか
)
にのびてきた
朱柄
(
あかえ
)
の
槍
(
やり
)
の
石突
(
いしづ
)
きは、かれの大刀が相手の身にふれぬうちに、かれの
肋骨
(
あばら
)
の下を
見舞
(
みま
)
った。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それからもう一つ、
洋杖
(
ステッキ
)
が立てかけてあったが、近くに眼をよせて仔細に観察してみると、
象牙
(
ぞうげ
)
でできているその
石突
(
いしづ
)
きのところが同じような生々しい泥で汚れていた。
ゴールデン・バット事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
棹を手もとへ引き寄せると、グルリ返して
石突
(
いしづ
)
きの方をトンとばかりに床へ突いた。それから顔をグイと突き出し、三白眼をカッと開け、歯の間から長い舌をペロリと
吐
(
は
)
いたものである。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
みな、谷川で
火縄
(
ひなわ
)
を
濡
(
ぬ
)
らしてしまったので、
鉄砲
(
てっぽう
)
をすてて大刀をぬく。
槍
(
やり
)
を持った者は
石突
(
いしづ
)
きをついてポンポンと石から石へ飛んであるく。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
とささやいていると、
不意
(
ふい
)
に、
間道
(
かんどう
)
の下から、ドン、ドン、ドン! とはげしく
槍
(
やり
)
の
石突
(
いしづ
)
きでつきあげる者がある。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
『——屋内ではちと長いな。九十郎、この柄を七寸ほど
断
(
き
)
り縮めて、
石突
(
いしづ
)
きを入れ直せ』
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“石突”の解説
石突(いしづき)は、棒状の道具における、地面に突き立てる(接する)部位の呼称。
(出典:Wikipedia)
石
常用漢字
小1
部首:⽯
5画
突
常用漢字
中学
部首:⽳
8画
“石”で始まる語句
石
石鹸
石垣
石塊
石見
石燈籠
石榴
石膏
石楠花
石碑