眞青まつさを)” の例文
新字:真青
繰り返し/\彼は私に接吻キツスした。彼の腕から離れるとき、私が目をあげると、未亡人は眞青まつさをになつて、眞面目な顏をして、呆氣あつけにとられて突立つてゐた。
眞青まつさをな海のうへに夏のやうでもなく、秋のやうでもなく、慥かに春の日がその華かさが更に、烈しいとでも言ひたい位の正午の光を受けて、北海道通ひの蒸汽船が二艘
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
一驚いつきやうきつしたわたしつくゑまへでハタとかほはせたのは、知合しりあひのそのをとこで……眞青まつさをつてる。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
兄は眞青まつさをの葱のさきしんと眺めて、くちあてて
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)