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看慣
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みな
ふりがな文庫
“
看慣
(
みな
)” の例文
と
一寸
(
ちょっと
)
首を傾げた。これが何を聞く時でも雪江さんの
為
(
す
)
る癖で、
看慣
(
みな
)
れては居るけれど、私は
常
(
いつ
)
も可愛らしいと思う。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
刑事の眼は門前に光って
看慣
(
みな
)
れぬものは一々
誰何
(
すいか
)
したから、誰もイイ気持がしないで尋ねるものが余りなかった。
最後の大杉
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
長いこと
煩
(
わずら
)
っていたから、
窶
(
やつ
)
れた顔は
看慣
(
みな
)
れていたが、
此様
(
こん
)
な色になっていたのを見た事がない。厭に白けて、
光沢
(
つや
)
がなくて、死の影に曇っているから、顔中が何処となく薄暗い。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
美妙は特にその作「
蝴蝶
(
こちょう
)
」のための
挿画
(
さしえ
)
を註文し、普通の画をだも評論雑誌に
挿入
(
そうにゅう
)
するは異例であるのを、
択
(
え
)
りに択ってその頃まだ
看慣
(
みな
)
れない女の裸体画を註文して容易に
容
(
い
)
れしめたのは
美妙斎美妙
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
尤も私の不断接している女は、厭にお澄しだったり、厭に
馴々
(
なれなれ
)
しかったりして、一見して如何にも安ッぽい女ばかりだったから、然ういうのを
看慣
(
みな
)
れた眼には少しは
異
(
ちが
)
って見えたには違いない。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
看
常用漢字
小6
部首:⽬
9画
慣
常用漢字
小5
部首:⼼
14画
“看”で始まる語句
看
看護
看板
看破
看做
看過
看病
看護婦
看経
看客