相分あひわか)” の例文
さまたげんと何國いづくの者やら相分あひわからざる醫師を遣し世に有りしとも覺えざるテレメンテーナといふ藥の事を吹聽ふいちやうし結納までも取かはせし婚姻を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
翌日一行の諸氏と相分あひわかれ、余は小西君と共にくるまりて前橋にかへりたり。
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
見て取さては此上七右衞門を吟味ぎんみすれば相分あひわかるべしと心に合點がてんして夫より須田町一丁目なる七右衞門方へと急ぎ赴きたり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
致し候が十年程以前病死びやうし致し候由に御座候これにて澤の井の一でう御得心ごとくしんに相成候やと云に次右衞門三五郎は是をきゝいかにも概略あらまし相分あひわかりたり其若君と澤の井を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)