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相互
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そうご
ふりがな文庫
“
相互
(
そうご
)” の例文
西洋人はともすると、東洋人は
恩
(
おん
)
を知らないという。また我々とても
相互
(
そうご
)
に、
彼奴
(
きゃつ
)
は恩を知らぬ
奴
(
やつ
)
だといって
悪口
(
あっこう
)
する。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
最後に
相互
(
そうご
)
の代表からなごやかなあいさつを述べて解散することになったが、もしわかれぎわになって興国塾の塾生たちがきちんと玄関前に整列し
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
それにもまして、
二人
(
ふたり
)
は、すずめたちの
相互
(
そうご
)
に
助
(
たす
)
け
合
(
あ
)
う
心
(
こころ
)
を
美
(
うつく
)
しく、
貴
(
とうと
)
く
感
(
かん
)
じたのでありました。
すずめ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
もちろん
相互
(
そうご
)
の国交はとうに断絶しており、関所の要害は海路まで厳密を極めている。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
単に鼻を
嗅
(
か
)
ぎ合うとか、
尾
(
お
)
を
振
(
ふ
)
り合うとか、目をちょっと見合すとかいうだけで、
相互
(
そうご
)
の意志が完全に
疎通
(
そつう
)
するのに、人間は
廻
(
まわ
)
りくどく長たらしい会話をして、しかもなお容易に意志を通じ得ない。
小泉八雲の家庭生活:室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
▼ もっと見る
相互
(
そうご
)
に
喧嘩
(
けんか
)
も起こらねば、国と国との戦争も起こるまい。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
日本では、国民
相互
(
そうご
)
の横の道徳は、おのずから、君臣の
縦
(
たて
)
の道徳の中にふくまれている。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
人間が本来もっている創造の欲望と調和の欲望とを塾生
相互
(
そうご
)
の間にまもり育てつつ、何の規則もなく、だれの命令もなしに、めいめいの内部からの力によって共同の組織を生み出し
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
“相互”の意味
《名詞》
相 互(そうご)
関係のある相手と自分の両方が、同じように働きかけること。
代わる代わる。
(出典:Wiktionary)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
互
常用漢字
中学
部首:⼆
4画
“相互”で始まる語句
相互扶助論
相互援助法