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痴事
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たわごと
ふりがな文庫
“
痴事
(
たわごと
)” の例文
「拙者は怪しい者ではない。計らず道に迷ったものじゃ。人殺しなどとは何んの
痴事
(
たわごと
)
。これ老人気を静めるがよい」
三甚内
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
嘗
(
な
)
めて居る時、御貴殿は父上を諌める気力もなく、山中に逃避して、女子供の機嫌を取るとは何んという
痴事
(
たわごと
)
奇談クラブ〔戦後版〕:09 大名の倅
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「そんな
貧弱
(
みすぼらし
)
い風態でお目にかかりたいとは何んの
痴事
(
たわごと
)
! 莫迦を云わずと帰れ帰れ」
大鵬のゆくえ
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
口の減らない
爺
(
じじい
)
めが、何を
痴事
(
たわごと
)
吐
(
ぬ
)
かしおる! 我が
日本
(
ひのもと
)
は神国じゃ。神の
御末
(
みすえ
)
は連綿と竹の
園生
(
そのう
)
に生い立ち
在
(
おわ
)
す。
海人
(
あま
)
が潮汲む浦の
苫屋
(
とまや
)
、
賤
(
しず
)
が
薪
(
まき
)
切る山の
伏屋
(
ふせや
)
、みなこれ
大君
(
おおぎみ
)
の物ならぬはない。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「黙れ! 馬鹿!
痴事
(
たわごと
)
吐かせ!」
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
「何を
痴事
(
たわごと
)
!」
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
痴
常用漢字
中学
部首:⽧
13画
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画
“痴”で始まる語句
痴
痴呆
痴漢
痴者
痴人
痴情
痴愚
痴話
痴戯
痴態