ルーブル)” の例文
諸君の空いて居るスワボードヌイルーブルを政府にかせ。そして偉大な事業を完成させようではないか。劇場の内へ出張所をつくった。そこで詳細は知って下さい
ほしい人は手をあげて、五カペイカ、十哥、五十哥パロビイナ、一ルーブル、二留三留とたちまちあがってゆく。置物・衣裳・煙草入れ・皿・花瓶・傘・でっさん・敷物・時計、何でもある。
踊る地平線:01 踊る地平線 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
『其處にゐる軍人の外套まんとからだに。私いさうだんべと思つて探したら、慥かにはあ四十一ルーブルと二十コペエクありましただあ。』言ひながら百姓は、分捕品でゝも有るかのやうに羚羊かもしかの皮の財布を振り𢌞した。
我が最近の興味 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
この事業はアンドレイ・デレンコフによって精密に計画され、一ルーブルごとに三分五厘の利益を得るように企図された。
なぜって、彼女らはみんなコルセットに手製のポケットを縫いつけて、そこへ醜業でた三ルーブル七十カペイカと一緒に、兵隊達が旧家の客間から盗み出した聖像を押し込んでいるんですもの。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
車のボーイ、湯やシーツのために二十四ルーブルよこせと云い、やがて隣の男連と談判したら十二留に減った。
無産の料理を与えられて、無産のお湯へはいり、無産の寝台に寝る。どうせいままで「略取」されて来たと信ずる「階級」の仕事だから、今度はさかんに「略取」する。無産の室代へやだいルーブル
踊る地平線:01 踊る地平線 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
細君が見て居たら、一フントのバター 5р.、テリャーチナ〔子牛肉〕の足一本十五ルーブルして居た由。
だから微々として振わず片っぱしからつぶれちまう。ちょうど私有財産もまんざら認めないではない、六十万ルーブルまでは立派にゆるしているんだが、四十万の相続税を取るといったように——。
踊る地平線:01 踊る地平線 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
電車にぶら下って行くのを見つけられると、職業組合手帖を見せて、一ルーブル罰金をとられる。
ハルビンで米貨をルーブルに替えた時、彼はどの位損をしたか、得をしたか?——見ると、ロシアの金は五十カペイキの銀貨から一コペックに到るまで、鎌と槌標とを取まいて文字がかいてある。
モスクワ印象記 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
我々、迚も一人二百ルーブルなど出せず。大体、室を貸す人間が自分から金高をきめず、いくら出せると聞くのは、我々にとって馴れぬ交渉のしかただ。そんなことを話すときN、下卑た表情を浮ぶ。
三十五ルーブル貰い обед が二十八カペイカ、それがつらいのもある。
無題(七) (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
この毛布二十四ルーブルしたんだって
一九二九年一月――二月 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
下着 二ルーブル