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『我が最近の興味』
ふりがな文庫
『
我が最近の興味
(
わがさいきんのきょうみ
)
』
ヴオルガ河岸のサラトフといふ處で、汽船アレクサンダア二世號が出帆しようとしてゐた時の事だ。客は恐ろしく込んでゐた。一二等の切符はすつかり賣切れて了つて、三等室にも林檎一つ落とす程の隙が無く、客は皆重なり合ふやうにして坐つた。汽笛の鳴つてから …
著者
石川啄木
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「曠野 第七号」1910(明治43)年7月10日
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
外套
(
まんと
)
留
(
ルーブル
)
可
(
いゝ
)
哥
(
コペエク
)
教化
(
カルチユア
)
見
(
め
)
先
(
せん
)
條
(
くだり
)
細
(
こま
)
何
(
ど
)
女將
(
おかみ
)
家
(
うち
)
慥
(
たし
)
羚羊
(
かもしか
)
藏
(
しま
)
頭腦
(
あたま
)