町全体まちぜんたい)” の例文
またけむりひとつがっているではなく、なにひとつるようなものはありません。どのいえめきっています。まるで町全体まちぜんたいが、ちょうどんだもののようにしずかでありました。
眠い町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
まちといっても家数いえかずすくないちいさなさびしいまちで、魚問屋さかなどいやや、呉服屋ごふくやや、荒物屋あらものやや、いろんな商店しょうてんがありましたが、いちばん魚問屋さかなどいやおおくあって、町全体まちぜんたい魚臭さかなくさ空気くうきつつまれていました。
けしの圃 (新字新仮名) / 小川未明(著)