“まちぜんたい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
町全体66.7%
街全体33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
またけむりひとつがっているではなく、なにひとつるようなものはありません。どのいえめきっています。まるで町全体まちぜんたいが、ちょうどんだもののようにしずかでありました。
眠い町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
まちといっても家数いえかずすくないちいさなさびしいまちで、魚問屋さかなどいやや、呉服屋ごふくやや、荒物屋あらものやや、いろんな商店しょうてんがありましたが、いちばん魚問屋さかなどいやおおくあって、町全体まちぜんたい魚臭さかなくさ空気くうきつつまれていました。
けしの圃 (新字新仮名) / 小川未明(著)
街全体まちぜんたいをのみつくして、かなたの野原のはらほうまで、一めんうみとなってしまったのです。
黒い塔 (新字新仮名) / 小川未明(著)