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男気
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おとこけ
ふりがな文庫
“
男気
(
おとこけ
)” の例文
旧字:
男氣
暮しは至って
裕福
(
ゆうふく
)
らしく、
男気
(
おとこけ
)
はなく、玉枝さんという若い小間使と二人きりで、お弟子衆の来るたびに、よく笛の音が洩れて参りました
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
男気
(
おとこけ
)
のない
奥庭
(
おくにわ
)
に、
次第
(
しだい
)
に
数
(
かず
)
を
増
(
ま
)
した
女中達
(
じょちゅうたち
)
は、お
蓮
(
れん
)
の
姿
(
すがた
)
を
見失
(
みうしな
)
っては一
大事
(
だいじ
)
と
思
(
おも
)
ったのであろう。
老
(
おい
)
も
若
(
わか
)
きもおしなべて、
庭
(
にわ
)
の
木戸
(
きど
)
へと
歩
(
ほ
)
を
乱
(
みだ
)
した。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
孀暮
(
やもめぐら
)
しをしつけた人達は、田舎の旅舎へ来ても、淋しい
男気
(
おとこけ
)
のない様子に見えた。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「この家に、
男気
(
おとこけ
)
はねえ筈だ、察するところ、関ヶ原くずれの宿なしだろう、下手な真似をすると、身の為にならねえぞ」
宮本武蔵:02 地の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“男気(
任侠
)”の解説
任侠(にんきょう、任俠)とは、仁義を重んじ、弱きを助け強きを挫くために体を張る自己犠牲的精神や人の性質を指す語。
また、ヤクザ史研究家の藤田五郎の著述によれば、正しい任侠精神とは正邪の分別と勧善懲悪にあるという。
仁侠(じんきょう)、義侠心(ぎきょうしん)、侠気(きょうき)、男気(おとこぎ)などともいう。
(出典:Wikipedia)
男
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
“男”で始まる語句
男
男女
男子
男振
男児
男妾
男衆
男爵
男性
男達