“男娼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かげま75.0%
だんしやう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不義の密通をした奥女中なにがしの顔となり、また柳絮と思ったその首は幾年の昔堺町さかいちょう楽屋がくや新道辺じんみちあたり買馴染かいなじんだ男娼かげまとなっていた。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
男娼かげまのことは余談にわたりますから、詳しくは申し上げませんが、なにしろ女と違って、子供時代が売り物ですから、十七八にもなればもうお仕舞いです。
半七捕物帳:55 かむろ蛇 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
つぎ瓢箪池へうたんいけうづめたあと空地あきちから花屋敷はなやしきかこそとで、こゝには男娼だんしやう姿すがたられる。方角はうがくをかへて雷門かみなりもんへんでは神谷かみやバーの曲角まがりかどひろ道路だうろして南千住行みなみせんぢゆゆき電車停留場でんしやていりうぢやうあたり
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)