“かげま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蔭間50.0%
陰間34.6%
男娼11.5%
男色3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
じゃ、道頓堀の川ッぷちで、蔭間かげまが犬に食いつかれてるだろう。そんなものは見えねえッて。じゃおじさんが見てやろう、貸してごらんよ。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こいつも昔は道楽者で、せがれの大吉が小綺麗に生まれたのを幸いに、子どもの時から陰間かげま茶屋へ売りました。
半七捕物帳:55 かむろ蛇 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
男娼かげまのことは余談にわたりますから、詳しくは申し上げませんが、なにしろ女と違って、子供時代が売り物ですから、十七八にもなればもうお仕舞いです。
半七捕物帳:55 かむろ蛇 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
虎「おふざけでないよ、お前さんがいくら器量がくても、今は男色かげまはおはいしだよ」