“陰間”の読み方と例文
読み方割合
かげま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
成長した陰間かげまの臼井金弥で、悪い所へ来たものである。髪が乱れ、衣裳が着崩れ、ちりをかぶっているところを見ると、まるで永旅ながたびでもしたようだ。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
こいつも昔は道楽者で、せがれの大吉が小綺麗に生まれたのを幸いに、子どもの時から陰間かげま茶屋へ売りました。
半七捕物帳:55 かむろ蛇 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
五人のおんなと、陰間かげまの瀬川竹之丞と、仲居妓なかいおんなと、人目をそばだたせるような派手な一座に取りかこまれて
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)