田鶴たづ)” の例文
厳父、夫人の不二子さん、健次さん、周介さん、夏樹さん、初瀬さん、水脈みをさん、妹の田鶴たづさん、弟の葦穂さん、その他の血族。長野から来られた守屋喜七さん。
島木赤彦臨終記 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
汀の蘆に眠る田鶴たづ
天地有情 (旧字旧仮名) / 土井晩翠(著)
あし田鶴たづよはひながゝれとにや千代ちよとなづけし親心おやごゝろにぞゆらんものよ栴檀せんだん二葉ふたば三ツ四ツより行末ゆくすゑさぞとひとのほめものにせし姿すがたはなあめさそふ弥生やよひやまほころびめしつぼみにながめそはりてさかりはいつとまつのごしのつきいざよふといふも可愛かあいらしき十六さい高島田たかしまだにかくるやさしきなまこしぼりくれなゐは
闇桜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
その夜の十時頃、妹の田鶴たづさん、不二子さん、水脈みをさん、初瀬はつせさん、健次君、丸山君、藤沢君等を部屋に呼び、『おれはなるべく物を云はぬから、そつちでお茶を飲んで呉れ』
島木赤彦臨終記 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)