珍客ちんきやく)” の例文
まれびとといふのは、おきやくさまといふことですが、ごくたまにめづらしいひとといふのがふる意味いみです。わたどりなるかりをば、この珍客ちんきやく見立みたてたのであります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
彌次六に引合ひきあは種々いろ/\内談ないだんに及びぬ爰に諏訪明神の社人しやにん諏訪右門すはうもんとて年齡としいまだ十三歳なれど器量きりやう拔群ばつくんすぐれし者有り此度遠藤屋へ珍客ちんきやくの見えしと聞より早速さつそく彌次六方へ來り委細ゐさい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)