珈琲こーひー)” の例文
と外にお菓子がレデーケーキにデザートに水菓子に珈琲こーひーとそれに卓上の花飾りまでを加えまして一人前一円八十九銭で出来ました。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
なほ、珈琲こーひー椰子やし護謨樹ごむじゆ船材せんざいにする麻栗等ちーくなど非常ひじよう有用ゆうよう大抵たいていこのたい栽培さいばいすることが出來できます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
それから暑い処をセッセと帰って参りますと宅では冷した珈琲こーひーを拵えておいて出しますがそれを飲む時の心持こころもちは何ともいえないそうです。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
我邦わがくににては一口にお茶菓子と言えど西洋にては茶に添ゆる菓子と珈琲こーひーに添ゆる菓子とその品質に区別あるは衛生上より配合を定めしなり。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
外にデザートの干菓子ひがしあり林檎に柿の果物あり。珈琲こーひーはモカの上等を用い、一品一物なこれ卓上の珍ならざるはなし。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
貴客あなたこそ御退屈でしょう。失礼ですけども私が只今ただいま珈琲こーひーせんじて別に珈琲ケーキをこしらえますから少々お待ち下さいまし
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
第六十 珈琲こーひー同 興奮性を嫌わない病人には珈琲こーひーのグラスカスターも結構ですがこれは前のカスターの中へ濃く煎じ出した珈琲を大匙一杯加えます。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
一月まるで変った物ばかりこしらえる事も出来ます。季節によって色々に取かえますが只今ただいまの処ではその月の一日には必ずオートミルのマッシを食べて珈琲こーひーを一杯飲みます。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
胃の養生をするといって朝は牛乳ばかり沢山飲み、昼はスープにおかゆのようなものを飲み、晩も牛乳やら珈琲こーひー位で済ませておく人もあるが必ずそれがために重い胃病を起して困難する事になる。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
お負けにビールは少々ござっているし食後の珈琲こーひーもらったらカビくさかった
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)