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玉石
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たまいし
ふりがな文庫
“
玉石
(
たまいし
)” の例文
裾は露に、袖は夜霧に、ビッショリとぬれ果てて、女もさすがに疲れぬいてしまったものでしょう、道ばたの丸い
玉石
(
たまいし
)
に腰をおろして、ジッと
仮面
(
めん
)
をうつ向けました。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
玉石
(
たまいし
)
の
頭
(
あたま
)
から、すべり
落
(
お
)
ちた
青竹
(
あおだけ
)
を、
口
(
くち
)
をゆがめながらもとへ
直
(
なお
)
して、おじいさんは、
四
(
よ
)
つ
目垣
(
めがき
)
の
前
(
まえ
)
に
立
(
た
)
っていました。いたずら
子
(
こ
)
がきて、
抜
(
ぬ
)
こうとするのだと
思
(
おも
)
ったのです。
生きぬく力
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
砂利
(
じゃり
)
や
玉石
(
たまいし
)
は玉川
最寄
(
もより
)
から来るが、
沢庵
(
たくあん
)
の
重石
(
おもし
)
以上は上流
青梅
(
あおめ
)
方角から来る。一貫目一銭五厘の
相場
(
そうば
)
だ。
択
(
えら
)
んだ石を
衡
(
はかり
)
にかけさせて居たら、
土方体
(
どかたてい
)
の男が通りかゝって眼を
瞪
(
みは
)
り
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
その水盤には
玉石
(
たまいし
)
を敷いて水を満たし、若木の柳と
葦
(
あし
)
とが活けてあった。
樅ノ木は残った:01 第一部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
そして廟の前の
玉石
(
たまいし
)
に腰を悠然とおろした。
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“玉石”の解説
玉石(たまいし、en: Cobblestone)は、土木工学や地盤工学などで用いられる一定の大きさの石(礫=つぶて)。
(出典:Wikipedia)
玉
常用漢字
小1
部首:⽟
5画
石
常用漢字
小1
部首:⽯
5画
“玉石”で始まる語句
玉石混淆
玉石論
玉石童子訓