トップ
>
玉代
>
ぎょくだい
ふりがな文庫
“
玉代
(
ぎょくだい
)” の例文
その頃芸者買の勘定どの位かと考ふるに、
待合席料
(
まちあいせきりょう
)
一円、芸者
祝儀枕金
(
しゅうぎまくらがね
)
共二円、
玉代
(
ぎょくだい
)
一本二十五銭、女中祝儀三拾銭を以て最低とす。
桑中喜語
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
ごったくやの習慣として、よその店から女を呼ぶと一時間なにがしかの
玉代
(
ぎょくだい
)
を取られるが、女にとっては一種の誇りになる。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
玉代
(
ぎょくだい
)
だけ損をしやはれ、
此方衆
(
こなたしゅう
)
の見る前で、この女を、
海士
(
あま
)
にして慰もうと、月の良い晩でした。
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
すると妻君
箪笥
(
たんす
)
の
抽斗
(
ひきだし
)
から料理屋の受取書を出して、これは先日
貴郎
(
あなた
)
のお
召物
(
めしもの
)
を
畳
(
たた
)
んだ時
袂
(
たもと
)
から落ちましたが料理代の外に芸者の
玉代
(
ぎょくだい
)
と祝儀立替二円と書いてあります。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
お前のような
洟
(
はな
)
ッたらしが、あたしと遊ぼうなんてそもそもふざけたはなし。……これは今までの
玉代
(
ぎょくだい
)
にとっておく。……
一昨日
(
おととい
)
おいでと蹴り出され、あげくのはて、五十両の件が
露見
(
ばれ
)
て家は勘当。
顎十郎捕物帳:06 三人目
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
▼ もっと見る
ごったくやの習慣として、よその店から女を呼ぶと一時間なにがしかの
玉代
(
ぎょくだい
)
を取られるが、女にとっては一種の誇りになる。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
但しお
銚子
(
ちょうし
)
や壜はこっちの物だからね、持ってゆくなら中の酒やビールだけ持っといでなさい、呼んだ芸妓が六人、
玉代
(
ぎょくだい
)
は時間外の分だけお負けになってるから、それをよーく調べたうえで
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
但
(
ただ
)
しお
銚子
(
ちょうし
)
や壜はこっちの物だからね、持ってゆくなら中の酒やビールだけ持っといでなさい、呼んだ芸妓が六人、
玉代
(
ぎょくだい
)
は時間外の分だけお負けになってるから、それをよーく調べたうえで
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
“玉代”の意味
《名詞》
芸者、遊女を揚げて遊ぶ費用。花代。
(出典:Wiktionary)
玉
常用漢字
小1
部首:⽟
5画
代
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
“玉”で始まる語句
玉
玉蜀黍
玉葱
玉鬘
玉章
玉菜
玉璽
玉簾
玉藻
玉垣