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玄柳
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げんりう
なしけるが新道の
玄柳方にて
調合なし
貰はんと
出行體故素知らぬ
面に
臺所へ
立戻りたり又彼の
玄柳は毒藥のことを
請合けれども
針醫の事なれば
毒藥を
求めんこと
難しと思へば
風藥二
服を
調合して用るが
宜しからん此事は
先新道の
玄柳方へ行て
相談致すべしと四人
打連立て出行たり
偖彼の長助は
毒藥と云
聲の
不※聞えければ又々四人の者共が
惡事ならん何れ
又七
樣の事なるべしとお
常の部屋の
傍に
寄立聞を