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猛鷲
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もうしゅう
ふりがな文庫
“
猛鷲
(
もうしゅう
)” の例文
その烈しさは、見る者の
胆
(
きも
)
をちぢめさせた。まさに
猛鷲
(
もうしゅう
)
と猛鷲とが、
相搏
(
あいう
)
って、肉を
咬
(
か
)
みあい、雲に叫び合うようだった。
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
長白山頭には
猛鷲
(
もうしゅう
)
の旗影
飄々
(
ひょうひょう
)
として朔風に
翻
(
ひるがえ
)
るの勢いをなせり。
将来の日本:04 将来の日本
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
水面からそこへうつったのが
極度
(
きょくど
)
の力であったろう。
櫓
(
やぐら
)
の上を
離
(
はな
)
れると、さすがに強い
猛鷲
(
もうしゅう
)
も、むしろくわえている
重量
(
じゅうりょう
)
に引かれこんでゆく
形
(
かたち
)
。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
猛鷲
(
もうしゅう
)
が
蒐
(
かか
)
るように、宗厳はいきなり跳びついた。理念をふみ超えた一瞬の捨身である。床板が踏み抜けるように鳴った。ふたつの体のうごきが一
渦
(
うず
)
の
旋風
(
せんぷう
)
とも見えたせつな
剣の四君子:02 柳生石舟斎
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一羽の
猛鷲
(
もうしゅう
)
が、翼をおさめて、山上の岩石からじっと、大地の雲霧をながめている。——
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
昌幸の旗合図と共に、忽ち、そこらの林や、山蔭から、一隊、また一隊、真田方の伏兵が
起
(
た
)
ちあらわれ、息をついている徳川勢へたいし、
猛鷲
(
もうしゅう
)
のように、つかみかかって行くのが見える。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“猛鷲”の解説
猛鷲(もうじゅう)は、将棋の駒の一つ。本将棋にはなく、泰将棋・大局将棋に存在する。
(出典:Wikipedia)
猛
常用漢字
中学
部首:⽝
11画
鷲
漢検準1級
部首:⿃
23画
“猛”で始まる語句
猛
猛者
猛々
猛然
猛獣
猛烈
猛火
猛虎
猛禽
猛犬