“もうしゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
妄執85.7%
猛鷲12.2%
孟州2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水星がネットリと粘っている。何んだこの眼は! うなされているようだ! ああ可哀そうにこの侍、妄執もうしゅうを払うことは出来そうもない。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
長白山頭には猛鷲もうしゅうの旗影飄々ひょうひょうとして朔風にひるがえるの勢いをなせり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
武松ぶしょう、つらつら思うに、ここ七、八十日は悪夢の如く過ぎていた。人生はかりがたし。明日はどんな日が孟州もうしゅうの先に待つことか。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
よって、情状をみ、死一等を減じて、背打ち四十となし、刺青いれずみを加え孟州もうしゅう二千里の外へ流罪といたすものである。……ありがたくおうけいたせ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)