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牝馬
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めすうま
ふりがな文庫
“
牝馬
(
めすうま
)” の例文
それらの馬は西風によって
牝馬
(
めすうま
)
から生まれたスペインの
麝香猫
(
じゃこうねこ
)
にちがいないと思うくらいに、風のように
疾
(
はや
)
く走りました。
世界怪談名作集:05 クラリモンド
(新字新仮名)
/
テオフィル・ゴーチェ
(著)
明日
(
あした
)
、柵の
厩
(
うまや
)
の
栗毛
(
くりげ
)
を曳いて、横山ノ牧へ、行てくだされ。こちらの
牝馬
(
めすうま
)
の栗毛へ、横山の名馬と評判のたかい
牡馬
(
おすうま
)
のタネを、もろうて来るのじゃ。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「へ、案の
定
(
じょう
)
おいでなすったな。色男。用事は馬にあるんじゃない。この
牝馬
(
めすうま
)
に乗っている貴様にあるんさ。」
青銅の基督:――一名南蛮鋳物師の死――
(新字新仮名)
/
長与善郎
(著)
牝馬
(
めすうま
)
の腹に獣骨の管を
挿入
(
さしい
)
れ、
奴隷
(
どれい
)
にこれを
吹
(
ふ
)
かせて乳を
垂下
(
したた
)
らせる古来の
奇法
(
きほう
)
が伝えられている。
狐憑
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
ところがこの
牝馬
(
めすうま
)
めときたら、ひとに業を
罪と罰
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
▼ もっと見る
『アッ。あれは、わしの新調の車らしいぞ。誇らしゅう、わしの前を打たせて行くわ。……ちえっ、
牝馬
(
めすうま
)
め。——
媼
(
おうな
)
のくせに、
色気
(
いろけ
)
づいて、あぶみにも、くつわにも
懸
(
かか
)
らぬ牝馬め』
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“牝馬”の解説
牝馬(ひんば)とは、メスの馬の事である。オスの馬のことは牡馬(ぼば)という。
(出典:Wikipedia)
牝
漢検準1級
部首:⽜
6画
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
“牝”で始まる語句
牝牛
牝
牝鶏
牝鹿
牝犬
牝牡
牝猫
牝豹
牝豚
牝羊