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燔
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や
ふりがな文庫
“
燔
(
や
)” の例文
灯
(
ひ
)
に照らして見ると、彼は
青面
(
せいめん
)
の大きい
※猿
(
かくえん
)
に変じていた。打ち殺してそれを火に
燔
(
や
)
くと、その臭気が数里にきこえた。
中国怪奇小説集:10 夷堅志(宋)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
また能く火と変じ、その竜火湿を得ればすなわち
焔
(
も
)
ゆ、水を得ればすなわち
燔
(
や
)
く、人火を以てこれを逐えばすなわち
息
(
や
)
む、竜は卵生にして思抱す〉
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
カスタード(
牛乳
(
ぎうにう
)
と
鷄卵
(
たまご
)
とに
砂糖
(
さたう
)
を
入
(
い
)
れて
製
(
せい
)
したるもの)、
鳳梨
(
パイナツプル
)
、七
面鳥
(
めんてう
)
の
燒肉
(
やきにく
)
、トッフィー(
砂糖
(
さたう
)
と
牛酪
(
バター
)
で
製
(
せい
)
して
固
(
かた
)
く
燔
(
や
)
いた
菓子
(
くわし
)
)、それに
牛酪
(
バター
)
つきの
𤍠
(
あつ
)
い
炕麺麭
(
やきぱん
)
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
まして軍隊の精神は
麪麭
(
パン
)
を
燔
(
や
)
くやうに急造し得るものでは無い。陸海軍の精鋭は我が邦の大幸福であるが、之を愛惜するの工夫を缺いたならば寒心すべきものがある。
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
里見の
天海
(
てんかい
)
たる
丶大
(
ちゆだい
)
や防禦使の
大角
(
だいかく
)
まで引っ張り出して幕下でも勤まる端役を振り当てた
下
(
した
)
ごしらえは大掛りだが、肝腎の合戦は
音音
(
おとね
)
が
仁田山晋六
(
にたやましんろく
)
の船を
燔
(
や
)
いたのが一番壮烈で
八犬伝談余
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
▼ もっと見る
そこで
燔
(
や
)
けている。沸いている。5255
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
幻の如く、又阿片を
燔
(
や
)
く烟の如く
ヒウザン会とパンの会
(新字新仮名)
/
高村光太郎
(著)
雨が
小歇
(
おやみ
)
になると、町の子供や旅館の男が
箒
(
ほうき
)
と
松明
(
たいまつ
)
とを持って桜の毛虫を
燔
(
や
)
いている。この桜若葉を背景にして、自転車が通る。桑を積んだ馬が行く。方々の旅館で
畳替
(
たたみが
)
えを始める。
磯部の若葉
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
雨が
小歇
(
こや
)
みになると、町の子供や旅館の男が
箒
(
ほうき
)
と
松明
(
たいまつ
)
とを持って桜の毛虫を
燔
(
や
)
いている。この桜若葉を背景にして、自転車が通る。桑を積んだ馬が行く。方々の旅館で畳替えを始める。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
燔
漢検1級
部首:⽕
16画
“燔”を含む語句
燔刑
燔祭
燔牲
燔肉