つら/\)” の例文
只今致方無御座、目黒の不動へ參詣致、命に替て祈願きぐわんをこらし、晝夜いのり入事に御座候。つら/\思慮しりよ仕候處、いづれなり奸女をたをし候外無望時と伺居申候。
遺牘 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)
上より自在じざいをさげ、此火に酒のかんをなしあるひはちやせんじ、夜は燈火ともしびとす。さてつら/\此火を視るに、つゝをはなるゝこと一寸ばかりの上にもゆる、扇にあふげば陽火やうくわのごとくにきゆる。
つら/\愚考仕り候処、只今までは長藩の攘夷は有之これあり候へども、真の攘夷とは申されまじく候、この上は公武合体専一致し、其の上幕府において断然と攘夷仰せ出され候はゞ、自然国内も安全とも存じ奉り候」(近藤の手紙の一節)
上より自在じざいをさげ、此火に酒のかんをなしあるひはちやせんじ、夜は燈火ともしびとす。さてつら/\此火を視るに、つゝをはなるゝこと一寸ばかりの上にもゆる、扇にあふげば陽火やうくわのごとくにきゆる。