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熊坂長範
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くまさかちょうはん
ふりがな文庫
“
熊坂長範
(
くまさかちょうはん
)” の例文
「
細作
(
かんじゃ
)
の名手、
放火
(
つけび
)
の上手、笛の名人、寝首掻きの巧者、
熊坂長範
(
くまさかちょうはん
)
、
磨針太郎
(
すりはりたろう
)
、
壬生
(
みぶ
)
の小猿に
上越
(
うえこ
)
すほどの、大泥棒もおりまするじゃ」
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「今時にも、
熊坂長範
(
くまさかちょうはん
)
みたいなものがいるとみえ、あの大坂城へ、大八車を曳きこんで、お
金蔵
(
きんぞう
)
だのお手道具だのを、
空巣稼
(
あきすかせ
)
ぎした奴があるそうじゃ」
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
もし世間が
熊坂長範
(
くまさかちょうはん
)
ばかりになったらいかなる盛徳の君子もやはり吾輩のような態度に出ずるであろう。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
麓
(
ふもと
)
の里に、
錣頭巾
(
しころずき
)
を取って
被
(
かず
)
き、
薙刀
(
なぎなた
)
小脇に
掻込
(
かいこ
)
んだ、
面
(
つら
)
には
丹
(
に
)
を塗り、
眼
(
まなこ
)
は
黄金
(
こがね
)
、
髯
(
ひげ
)
白銀
(
しろがね
)
の、六尺有余の大彫像、
熊坂長範
(
くまさかちょうはん
)
を安置して、
観音扉
(
かんのんびらき
)
を八文字に、格子も
嵌
(
は
)
めぬ
祠
(
ほこら
)
がある。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
平安朝には
袴垂保輔
(
はかまだれやすすけ
)
、源平時代には
熊坂長範
(
くまさかちょうはん
)
、これ本朝の二大賊じゃ! それにも
勝
(
まさ
)
った大盗心をそなた蔵しておろうがの! いいや隠しても隠されぬわい! 老人の眼は
浄玻璃
(
じょうはり
)
じゃ。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
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吉次は、
慚愧
(
ざんき
)
いたしております。……
熊坂長範
(
くまさかちょうはん
)
などをけしかけたのはまったくてまえの
悪戯
(
いたずら
)
でございますが、もう、あなた様には、どう
頤
(
あご
)
で使われても、吉次は腹も立たなくなりました
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
熊坂長範
(
くまさかちょうはん
)
くらいなものだろう」
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
熊
常用漢字
小4
部首:⽕
14画
坂
常用漢字
小3
部首:⼟
7画
長
常用漢字
小2
部首:⾧
8画
範
常用漢字
中学
部首:⽵
15画
“熊坂”で始まる語句
熊坂