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照覧
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しょうらん
ふりがな文庫
“
照覧
(
しょうらん
)” の例文
旧字:
照覽
康頼 神々は正しく
照覧
(
しょうらん
)
していられます。
耐
(
た
)
えしのんで祈ってあきなかったらいつかはわれわれの日がきっと来るでしょう。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
「のみならず、ここにわしは、新しい大疑問を見出した。信念をつかんだ。下手人は飽くまで郁次郎でないことを信じる。八
幡
(
まん
)
照覧
(
しょうらん
)
、下手人はほかにある!」
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
実に大浦の武士道を
冥々
(
めいめい
)
の
裡
(
うち
)
に
照覧
(
しょうらん
)
し給う神々のために擦られたのである。
保吉の手帳から
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「
照覧
(
しょうらん
)
あれ、人はいおうと、天は知るだろう。尊氏はただ正しいと信じる道を行くだけだ。……いやこんなはなしは後日後日。直義、すぐ前進の貝を吹かせろ」
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
産土
(
うぶすな
)
の神も
照覧
(
しょうらん
)
あれ
願文
(
がんもん
)
の誓いはきっとつらぬいてみせよう。——ここにただ尊氏をさえ滅ぼしてしまえばだ。道誉一人の存否などは問題でない。どうにでもなる。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
乞食になっても、盲になっても、この
竹童
(
ちくどう
)
の心は八
神殿
(
しんでん
)
の
神々
(
かみがみ
)
さまや、
弓矢八幡
(
ゆみやはちまん
)
がご
照覧
(
しょうらん
)
ある。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
こっちの条件と、先のいい分とは、弓矢八幡も
照覧
(
しょうらん
)
と、かたく誓い合って、どじょう
髯
(
ひげ
)
とわかれて沢庵が本堂へ戻って来ると、彼女は沢庵へ向って、その無謀を責めて
熄
(
や
)
まなかった。
宮本武蔵:02 地の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
矛盾の兄、と
直義
(
ただよし
)
がいったのも道理であって、今朝の尊氏はまた、自己のそうした行為のあとを、いささかも矛盾だったとはしていないふうだった。——天も
照覧
(
しょうらん
)
あれ、自分の本心はこうである。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ただ念ぜよ。故右大臣信長公の在天の霊と、弓矢八幡の
照覧
(
しょうらん
)
を
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“照覧”の意味
《名詞》
はっきり見ること。
神仏、貴人が見ることの尊敬語。
(出典:Wiktionary)
照
常用漢字
小4
部首:⽕
13画
覧
常用漢字
小6
部首:⾒
17画
“照”で始まる語句
照
照々
照射
照葉
照添
照映
照降町
照準
照日
照返