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無言
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だんまり
ふりがな文庫
“
無言
(
だんまり
)” の例文
ト文三は
慄然
(
ぶるぶる
)
と
胴震
(
どうぶるい
)
をして
唇
(
くちびる
)
を
喰
(
く
)
いしめたまま
暫
(
しば
)
らく
無言
(
だんまり
)
、
稍
(
やや
)
あッて
俄
(
にわか
)
に
喟然
(
きぜん
)
として歎息して
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
顔のわからない夕方に出会った鳥打帽子のインバネス同志が右から左に、
無言
(
だんまり
)
で
現金
(
げんナマ
)
と引き換える……だから揚げられても相手の顔は
判然
(
わか
)
らん判然らんで突張り通したものですが
爆弾太平記
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
と一ツ叱って、客が
這奴
(
しゃ
)
言おうで
擡
(
もた
)
げた
頭
(
ず
)
を、しゃくった
頤
(
あご
)
で、
無言
(
だんまり
)
で
圧着
(
おしつ
)
けて
菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「あの部屋で、三人じっと
無言
(
だんまり
)
でいた時ほど、凄いと思ったことはねえよ。」
釘抜藤吉捕物覚書:12 悲願百両
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
最後の一
耘
(
すき
)
の土を墓穴へかぶせてしまって、お終いの挨拶がすむと、
父子
(
おやこ
)
はゆったりした歩調で家の方へ帰って行ったが、その一歩一歩がひどく大儀そうであった。二人とも
無言
(
だんまり
)
で歩いていた。
父
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
▼ もっと見る
叱
(
しっ
)
! 声高しと押止めて、眼を見合わせ
少時
(
しばらく
)
無言
(
だんまり
)
、この時一番鶏の声あり。
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“無言”の意味
《名詞》
無 言(むごん)
何も言わないこと。
(出典:Wiktionary)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
“無言”で始まる語句
無言劇
無言客
無言行
無言居士
無言語菩薩