カヅ)” の例文
旧字:
まるで、カヅきする海女アマ二十尋ハタヒロ三十尋ミソヒロミナ底から浮び上つてウソフく樣に、深い息の音で、自身明らかに目が覺めた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
まるで、カヅきする海女アマ二十尋ハタヒロ三十尋ミソヒロミナ底から浮び上つてウソブく樣に、深い息の音で、自身明らかに目が覺めた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
まるで、カヅきする海女アマ二十尋ハタヒロ三十尋ミソヒロ水底ミナゾコから浮び上つてウソブく様に、深い息の音で、自身明らかに目が覚めた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
穢れも、荒行に似た苦しい禊ぎを経れば、除き去ることが出来、又天の羽衣を奉仕する水の女の、水にカヅいて、冷さに堪へた事を印象してゐるのである。
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
穢れも、荒行に似た苦しい禊ぎを経れば、除き去ることができ、また天の羽衣を奉仕する水の女の、水にカヅいて、冷さに堪えたことを印象しているのである。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
安曇と言ひ、天・尼・海を冠し、或は海部カイフと言ふ地名の多いのが、現実の証拠である。漁り・カヅきの地を尋ねて、住ひを移すと共に、かうしたほかひをして廻つたのであつた。