“先潜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さきくぐ83.3%
さきくゞ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平次は珍しく先潜さきくぐりをして、宗太郎の話の腰を折りました。そうでもなければ、いつまでも愚痴を並べていそうで、我慢がならなかったのです。
「なんでしょう。」女はこう云って置いて、先潜さきくぐりをするように言い足した。「もっとここにいるのでしょう。」
みれん (新字新仮名) / アルツール・シュニッツレル(著)
平次は珍らしく先潜さきくゞりをして、宗太郎の話の腰を折りました。さうでもしなければ、何時までも愚痴を竝べて居さうで、我慢がならなかつたのです。