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先潜
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さきくぐ
ふりがな文庫
“
先潜
(
さきくぐ
)” の例文
平次は珍しく
先潜
(
さきくぐ
)
りをして、宗太郎の話の腰を折りました。そうでもなければ、いつまでも愚痴を並べていそうで、我慢がならなかったのです。
銭形平次捕物控:046 双生児の呪
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「なんでしょう。」女はこう云って置いて、
先潜
(
さきくぐ
)
りをするように言い足した。「もっとここにいるのでしょう。」
みれん
(新字新仮名)
/
アルツール・シュニッツレル
(著)
賞めませぬ賞めませぬ、どうしてなかなか賞められませぬ、高が相手は
此方
(
こち
)
の恩を受けて居るのっそりめ、一体ならば
此方
(
こち
)
の仕事を
先潜
(
さきくぐ
)
りする太い奴と高飛車に叱りつけて
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
と過度の心配はとかくに余計な
先潜
(
さきくぐ
)
りをする。兄は言下に打消し
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
平次はもどかしそうに、八五郎から聴かされた筋を
先潜
(
さきくぐ
)
りしました。
銭形平次捕物控:078 十手の道
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
先
常用漢字
小1
部首:⼉
6画
潜
常用漢字
中学
部首:⽔
15画
“先”で始まる語句
先
先刻
先方
先生
先達
先鋒
先日
先祖
先途
先手